太陽光発電モジュールの『単結晶』と『多結晶』の違いってなに?
比較すると、安価なのは「多結晶」。発電効率に優れているのは「単結晶」
固体のシリコンを溶かし、冷やして固めたものが結晶シリコンです。
固める方法により、1つの大きな結晶からなる「単結晶」と多数の小さな結晶からなる「多結晶」に分かれます。
多結晶は単結晶に比べ製造コストが安い反面、結晶と結晶の境目で抵抗が発生するため発電効率では若干劣ります。
固める方法により、1つの大きな結晶からなる「単結晶」と多数の小さな結晶からなる「多結晶」に分かれます。
多結晶は単結晶に比べ製造コストが安い反面、結晶と結晶の境目で抵抗が発生するため発電効率では若干劣ります。
単結晶モジュールの特徴
太陽電池の中では最も古くから利用されているタイプの太陽電池です。
太陽光を電気に変換する変換効率は高めですが、その分多くのシリコン結晶を使用することになるので、どうしても製造コストは高くなるというデメリットがあります。単結晶モジュールは、価格面では多結晶モジュールよりも高いですが、面積あたりの発電効率は多結晶モジュールよりも効率的なので、 屋根が狭く、多結晶シリコン太陽電池では十分なシステム量が確保出来ない場合などに最適です。
単結晶モジュール 代表的メーカー
シャープ・東芝・カナディアンソーラー多結晶モジュールの特徴
結晶の粒が小さなシリコンを使った太陽電池です。
単結晶モジュールと比較すると面積当たりの変換効率は落ちますが、その分価格が安いというメリットがあります。 また製造にかかるエネルギー量が少なくて済むため、近年製造量は増加しています。最も経済効率性に優れた太陽電池で、屋根の面積という制約を考えないのであれば最もおすすめです。 ただし、屋根が狭小な場合などでは、多結晶モジュールでは出力量が不足する恐れも考えられますので、その場合は単結晶モジュールもしくは、HITも検討する必要があります。
多結晶モジュール 代表的メーカー
シャープ・三菱電機・長州産業単・多結晶以外の太陽光モジュール
詳しくは、太陽光発電モジュールの種類にはどんなものがあるの?をご覧ください。